【物件探し中の方へ】不動産広告の見分け方・おすすめ

不動産

①不動産広告の種類

皆さんは不動産広告にどんなものがあるかご存じでしょうか?

ポータルサイトや会社ホームページだったり、チラシが郵便受けに入っていたこともあるでしょう。

ただ、どこを見れば不動産の良し悪しがわかるのでしょうか?

広告は商品を良く見せるために発信されていますが、

法律や規則上、掲載しなくてはいけない数字や項目があります。

今回はどこを見ればどんな物件かある程度わかるところまでをゴールに設定して、

記事をまとめさせていただきました。

まずは、広告の種類をわかりやすく分類してみましょう。

◇オンライン広告(インターネット広告)

  • SUUMO、HOMESなどの不動産ポータルサイト
  • 不動産会社のホームページ
  • SNS(X、Instagram、LINE等)

◇オフライン広告(インターネット広告以外)

  • 折り込みチラシやダイレクトメール
  • 現地看板

上記が有名どころですね。

②不動産広告の見方(SUUMO・チラシ)

上記の分類から2つ、代表例としてSUUMOとチラシの読み方を紹介します!

SUUMO

不動産ポータルサイトの代表格「SUUMO」は株式会社リクルートが運営する不動産サイトです。

物件数No.1のサイトとしてTVのCMやyoutube広告などありとあらゆる方法で宣伝されていますね。

私は20代のほとんどをSUUMOの売買領域の営業職として働いていましたが、

「ポータルサイトではSUUMOが1番見やすい」です!!

見やすい理由は多々ありますがサイトの構造や導線、画像や文字の配置の1つ1つまでが

カスタマー(利用顧客)第一に作られているのです。

まずは、SUUMOのサイトにアクセスして見ましょう。

↑SUUMOのTOPページです。

今回はエリア×物件種別(土地・マンション・一戸建て)で検索していきます。

↓新築一戸建て、前橋市で検索してみました。

見ての通り、1,160件も検索結果があるので自分に合った物件を見つけるには

少々困難です。

そんな時は・・・

  • 詳細・条件検索をする(土地の広さ・町名・駅徒歩・特徴など)
  • 並び替え機能を使う(金額・新着・広さなど)
  • 地図で表示させ、希望のエリアの詳細で確認する。

がおすすめです!

やり方を紹介していきます。

  • 詳細・条件検索をする(土地の広さ・町名・駅徒歩・特徴など)

検索後の画面の右側(スマホではページ上部の条件変更箇所)から選択。

  • 並び替え機能を使う(金額・新着・広さなど)

↓赤ペンの箇所で並び替えの設定ができます。

デフォルトの並び方は大手企業(広告枠にお金を多くかけている)などの

金額が安い順に並んでいるため、

条件絞り込みをした後に価格や新着で並び替えをするとご自身の条件に合った物件検索ができるかと思います。

  • 地図で表示させ、希望のエリアの詳細で確認する。

↓赤ペンを入れた箇所から地図検索を行うことができます。

検索エリアの地図が表示されるため、ご自身の希望のエリアに合わせて

拡大・縮小をしてください。

  • 条件検索の詳細について

希望の物件をより探しやすくするために条件検索を使うことが多いと思いますが、

物件の情報は日々更新されていきます。

特に「いい物件があれば検討したいな」という状況であれば毎日SUUMO中を探している方も多いです。

そういった方におすすめなのが「情報公開日」での条件検索です。

 

新着物件と更新物件(価格更新)が絞り込まれるので新たな情報を得るのにうってつけです。

しかし、不動産会社の中にはここに表示されたいがために

既存の物件を新着物件として登録する会社もあるので必ずしも新着物件だけが表示されるとも限りません。お気を付けください。

・物件の詳細情報を見る

一覧画面から物件をクリック・タップすると詳細のページに移ります。

わかりやすく画像や動画、アピールポイントが書かれているので

ここでは確認すべきポイントをまとめます。

難しいワードがあるので簡単に説明します。

土地面積:占有する土地全体の面積です。

     土地の広さを把握でき庭や駐車場がどれくらいとれるかイメージができます。

     個人的には50坪~60坪あれば駐車場が広くとれるかな、と思います。

建物面積:いわゆる延べ床面積のことで各階の床面積の合計です。

    (バルコニーや玄関等は含まれない)家の広さがイメージできます。

長期優良住宅:長期にわたり良好な状態で使用するための措置講じられた優良な住宅。

       計画を作成し、所管行政庁に申請することで認定を受けることができます。

       認定を受けることで補助金や住宅価値の向上などメリットがあります。

低炭素住宅:二酸化炭素(CO2)の排出量を抑制する仕組みのある住宅です。

      一般的な住宅に比べて、地球温暖化の原因となるCO2の排出を抑えられます。

      省エネ性能が高く、都市部で多く建築されている住宅です。

※長期優良住宅と低炭素住宅の違いは、低炭素住宅が省エネ性能の有無のみに対して

長期優良住宅は耐震やバリアフリー・劣化対策などの要素も考慮されます。

補助金の金額では長期優良住宅>低炭素住宅となるケースが多い。

チラシ

よく不動産会社の店頭やご自宅への投函でこのようなチラシを見たことはないでしょうか。

間取りや金額などは目立つように記載がありますが、

物件の詳細はこまごまと記載されております。

その中でも特に気を付けて確認いただきたい箇所を紹介します。

  • 付帯権利・土地権利

中古住宅や土地でありえるポイントですが、借地や抵当権の記載がある場合があります。

売買において非常にトラブルになりやすいポイントなので有無は確認しておきましょう。

  • 接道

実際に現地を見に行ければいいのですが、まずはチラシで確認してみましょう。

不動産がどのように周囲の道路に接しているかが把握できます。

また、間口に接する道路において幅員も確認が必要です。

間口とは、道路が敷地に面している面のことで最低でも2mないと建築ができないという法律があります。とはいえ2mでも車の出入りは非常に困難なので最低でも2.5mはほしいところです。

幅員とは、間口に接する道路の幅のことでこちらも4m以上ないと建築不可という法律があります。生活をするうえで大切な部分ですので確認してから問い合わせをしましょう。

  • 建築年月

いわゆる建物の完成年月ですが、遅れることが多々あります。

絶対にここより遅れての入居ができないという場合は余裕を持った完成日の物件にしましょう。

  • 都市計画

都市計画には主に市街化区域と市街化調整区域があります。

市街化区域ならいいのですが、市街化調整区域は市街化を抑制する地域です。

人が住むための住宅や商業施設などを建築することは原則認められていないエリアです。 ※地方自治体に申請することで建てられる場合もあります。

異常に金額が安い物件は市街化調整区域の可能性が高いのでご注意ください。

また、再建築や増築・改築にも制限がかかるので安易に購入することはおすすめできません。

  • 水道・ガス・汚水

中古一戸建てでありますが、下水に浄化槽が取り付けられている場合があります。

その場合、交換発生時に多額な費用がかかる可能性があります。

また、ガスは都市ガスとプロパン、オール電化があるのでご自身の条件も確認しておきましょう。

  • 取引態様

チラシの下部、目立たない箇所に記載されていることが多いのですが様々あります。

手数料の発生が関与し、諸経費が大きく変わるので注意してください。

種類を説明します。

◇売主・・・不動産の売主。直接販売なので仲介手数料は一切かからない。

◇専属専任媒介契約・・・仲介会社が間に入り、売主と買主を見つける。

            買主側は物件価格の3%+6万円+税までの範囲で手数料を請求される。

※一般媒介契約と専任媒介契約もあり、手数料を上記の範囲で請求される。

新築一戸建てを購入する場合は「売主」に問い合わせをしないと、

仲介手数料で100~200万程度支払うことになりますので注意!!

③よくある「おとり広告」について

不動産広告において、「おとり広告」というワードを聞いたことはありませんか?

おとり広告とは、インターネット上で広告した物件を、契約後にもそのまま削除せずに残したままにしておくことで、消費者やカスタマーを欺く行為です。

法律でも厳しく取り締まっているので年々減少しております。

不動産売買ではあまり見なくなりましたが、賃貸の広告ではよくあるので注意しましょう。

不動産会社に問い合わせをした際に、

  • 「その物件は本日ちょうど売れてしまいました」
  • 「その物件、実はデメリットが多いので違う物件紹介します」
  • 実際の物件と広告で使用されている画像が明らかに違う

など・・・

このような問い合わせ起因で別の物件を紹介することはすべておとり広告にあたります。

これはどうなのかな・・?と思われた方は「消費者庁 おとり広告に関する表示」で確認してみてください。

URL:

不動産のおとり広告に関する表示 | 消費者庁

実際にそういった被害に遭われた方は下記から相談・通報してください。

消費者庁 表示対策課 指導係 03-3507-8800(代表)

(平日9:30~18:15。 ただし、12:00~13:00を除く。)

④まとめ

不動産購入は人生の一大イベントです。

それを後悔の残る思い出にしないためにも下調べをしたうえで問い合わせをしましょう。

複数の不動産会社へ問い合わせするのも1つの手だと思います。

比較検討をしていきながらご自身の最適な住宅選びを進めていただきたいです。

もし、迷った時や困った出来事があればいつでもお問い合わせください!

第三者目線で相談を受けますよ。

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